「物件の買取依頼が多くて・・・」それって奇跡じゃないの?

1月14日。中古住宅&リノベ専門店『わが家』に訪問してきました。
そこでこんな話を伺いました。

1日に2件、多いと3件くらいの売却相談が来るんですよ!」
「えぇ! それって自動で仕入れが出来るってこと!
奇跡ですよ。勝手に物件が集まってくるなんて・・・」

 

今、不動産業界に進出してリフォームする事業が拡大していますよね。

そして、その市場に進出して苦労するプロセスが『物件の仕入れ』でしょう。
だって、進出したての不動産会社に住まいの売却を依頼するのは、抵抗がありますよね。
ところが『わが家』さんには、物件の査定依頼が月間で50件近く来るそうです。

どんな事情で査定を依頼されるのでしょう?

  • 相続
  • 離婚
  • 住み替え、引っ越し

事情はいろいろあるでしょう。
重要なのは『顧客から売却相談に来てもらえる』ということですよね。

 

不動産会社は一般的に、『仕入れが出来れば成功する』といわれています。
いい物件が仕入れられたら、そりゃ売れますよね。
近隣の物件と比べることができる不動産は、取引される価格が明確です。

だから、住まいの査定・売却依頼が舞い込んでくるって凄いことですよね。

でも、過度な期待はしないでくださいね。
月間に50件の査定・売却相談があっても、実際に取引する物件は15%前後だそうです。

 

 

査定相談が集まる理由!

査定依頼が集まる理由は、一つではありません。
ご紹介したチラシ。また、ホームページの見せ方や仕組み。店舗の立地条件なども影響するでしょう。

そして、『わが家』さんの魅力的なUSPが、成功の要因ではないでしょうか?

『中古住宅専門店』

こんな強烈なUSP、リフォーム業界では久々ではないでしょうか?
競合が出てくるまでは『わが家』さんの独壇場でしょう。

 

さて、すぐ真似されそうなコピーの『中古住宅専門店』。
この『中古住宅専門店』というコピーを、今のところ使っている会社が少ないんです。
ですから、真似されるまでの寿命です。

ネットで調べてみると、『中古住宅をお探しの方』『中古住宅を買ってリフォームする』、
このようなコピーは溢れているんです。
そして、これらのコピーは、中古住宅を探している買い手向けのコピーですね。

 

そうなんです。『中古住宅専門店』という屋号は、
中古住宅の売り手市場、そして、買い手市場のどちらにも響くコピーなのです。

今後、『中古住宅をリフォームして暮らす』『売却する』『貸す』市場は拡大しそうですね。
すると、中古住宅の仕入れが勝負を分ける重要なポイントになるでしょう。

 

もし家を売ることになったら、あまり大っぴらに相談しないですよね。

「家が売れたら離婚するか・・・」
「家を売って相続で分けるお金をつくる・・・」
「家を売って住み替える・・・」

離婚や相続で家を売却する場合は、売却期間が限られるのが通常です。
だから、買取条件も業者側にとって有利になることが多いようです。

 

ご紹介した『わが家』さんの買取用チラシを参考になさってください。
なお、毎度のことですが、事例を真似して同じような結果を期待することは止めてくださいね。

中古住宅専門店『わが家』さんのブランディング、背景、店舗、戦略、戦術。
さまざまな要因がかみ合って、仕入れが入り、また売却が増える善循環が起きているのですから・・・

 

  著者:椎名 規夫(しいな のりお)
住宅・リフォーム販促情報局 代表
株式会社エムディー 代表取締役社長
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長講演実績:日本郵便(株)、三井住友海上保険会社、中部電力、日本M&Aセンター‎、(株)船井総合研究所、(株)三洋堂書店、日本創造研究所、(独)教職員支援機構、中央労働災害防止協会:大阪安全衛生教育センター、(財)日本品質保証機構、(福)名古屋市社会福祉協議会、東京都教育委員会指定道徳授業地区公開講座、川口市労使講座、長野商工会青年部、静岡県清水建設業協会青年部、千葉県宅地建物取引業協会松戸支部研修、(社)常総青年会議所コミュニケーション研修など、多数。
・全国6万社が加盟する中央労働災害防止協会でコミュニケーション研修担当
・独立行政法人教職員支援機構で全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング研修担当
・労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
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