【コラム】人間の最高の価値としての『真善美』。

何かが試されている。

私のようなハナタレ小僧が言うことではないけれど。
『真善美』(シンゼンビ)が試されている。

真善美とは、人間の最高の価値としての真と善と美。
真は、人間として誠のこと。正しいありのままの姿。
善は、相手を思いやる心の発露、わけ隔てのない絶対愛。
美は、全てのことが学びであり関係があること。

 

真善美

中村天風先生の著書には、
「真善美」を人間としての理想である三つの大きな価値概念と記されています。

叡智のひびき 天風哲人箴言註釈
中村天風 (著)より


真とは・・
まこと
ありのままの自分
自然のままの姿の自分で
活きるということです

善とは・・
悪というものに対する
相対比語ではなく
すべての垣根をこえた
絶対愛に活きるということです

絶対愛とは
純真無垢な 愛の心で
活きるということです

美とは・・
完全調和状態ということです
どんなものに対しても
調和 和合 同化を
働きかけるのが
必然な活き方になってくる
というわけです

真と美は本心に固有され
善なるものは良心の能動に際して
必然的に発動する純真情緒(心情)のことで
しかも何人にも性別なく
生まれながらにして賦与されている
ものなのである

(叡智のひびき・本文より)


 

真の生き方:人間として誠のこと。正しいありのままの姿

マスクを買い占めて高く売るなよ!ということですね。
人間として、正しいことをして生きることです。言葉は簡単、実践は難しいです。

ドラッカーマネジメントでいう『貢献』に似ています。
例えば、私たちコンサルタントの仕事は、お客様を成功させることです。

リフォームであれば、素人であるお客様が望んでも、
プロとしてお客様の家の価値が下がる仕事を断ることでしょう。

塗装であれば、お客様が外壁の塗り替えを望んでも、
壁の中の劣化が激しければ張り替えを勧めることです。

新築・建替えであれば、お客様のニーズと違っても、
30年後、50年後を考えた家づくりを提供することでしょう。

 

善の生き方:相手を思いやる心の発露、分け隔てのない絶対愛

平等と公平。

平等とは:平等は公正さを推進させるために全員に対して同じものを与える。
しかしそれが正常に機能するのは全員のスタート地点が同じ場合に限られる。
この場合では全員の立場が同じ時。

公平とは:公平さは人々に機会への提供手段を同じように確保すること。
個人それぞれの差異を考慮し、何らかの機会の提供への障壁を排除すること。

私は、絶対愛を公平と平等を超えた生き方だと思っています。
それは、人間という存在を超えて、
あらゆるものを分け隔てなく愛するというように解釈しているからです。

 

美の生き方:全てのことが学びであり関係があること

社員が辞める。あなたがそれを卒業と捉えるのか?裏切りと捉えてしまうのか?

美の生き方とは、お互いが学びきり、
新たなチャレンジの機会が訪れたと捉えることかもしれません。

子どもが不登校になった。親が子どもは行きたくないのだから仕方がない!と捉えるのか?
立派な社会人にしたいので行くように説得するのか?
子どもの不登校で、親が落ち込んでしまうのか?

美の生き方であれば、大切なことを学ぶ機会が家族に起きていると捉えるでしょう。

 

新型コロナウイルスの影響により、
弊社のコミュニケーション事業部の3月の売上は、前年対比約3%です。
一昨年500万円の売上が15万円です。笑うしかありません。

そんな時、「どうしたらいいのか?」という問いはあまり有効ではありません。
有効な問いは『何を学んでいるのか?』です。

 

私が今現在学んでいること。

・未来のビジョンを明確にすること
・社員を失ったら事業が行き詰まりますから、何があっても社員を守ること
・多くの業種がピンチ!だけれど、この時期に活躍している事業からヒントを得ること
・国の制度を最大限に利用すること
・未来を信じて今を生きる人格を研くこと
・政府を責めないこと(時間がもったいない)
・人間の最高の価値としての生き方『真善美』の生き方をすること

 

 

新型コロナウイルスは、私たちに何かを学ばせようとしている。
2016年の熊本地震。2011年の東日本大震災。1995年阪神・淡路大震災。
その度に人としての生き方が問われている気がする。

戦後最大の危機らしい。

さぁ、どう生きる。

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