【コラム】『コロナウイルス危機』vs『2011年東日本大震災時の危機』!

2011年の東日本大震災の乗り越え方が役に立ちます。

あの時、私のメンターに、
「被災地に行って、ボランティアをした方がいいですか?」と訊ねました。

すると、「何もなかった時の様に、平常心で過ごしなさい・・・」と教えられました。

 

私は呆気にとられて、「それだけでいいのか?」と納得できない部分がありました。

しかし、世界的なセラピストからのアドバイスは正解でした。

 

2011年3月11日。

20Lのガソリンを入れるのに2時間並びました。
スーパーで苦労して手に入れた食材を家族で分けて食べて…。

明かりが消えた街は、これから沈んでいく船のようでした。
それでも、生き延びた者たちは無事でいられる喜びを噛みしめ合いました。

 

余裕は無いよ!

今、日本は足の引っ張り合いばかりしているようです。

政治、官僚、公務員、みんな休まないで頑張っています。
全ての人ではないけれど、多くの方が頑張っている。

私たちのために…
日本のために…
世界のために…

 

初めての出来事に、上手く対応できないことはしょうがない。
経験がないんだから…

だから一部のマスコミには、
自社が注目を浴びることよりも、日本を明るくするような視点を持ってほしい!

マスコミの言うことを鵜呑みにする人がいるんだから…

 

『問題は出来事ではなく、それに対しての態度』

深い言葉だ。

『トイレットペーパーが無くなる』というデマ。
それが出来事。

それに対して、どの様に行動するのか?
それが態度。

問題は出来事ではなく、それに対する言動・態度です。

 

私たちは、今回のコロナウイルス問題から何を学ぶのでしょう?
既に、多くの方が2011年の東日本大震災と同じことが起きていることに気づいています。

それは、経済最優先に対する警告でしょう。

例えば、日本の「一人当たりGDP」は世界で26位だそうです。
その数字に、「もう日本は先進国ではない!裕福な国ではない!」と嘆く輩も多いようです。
実際そうなのかも知れません。

1990年代のバブル時代を知っている者は、今を憂いているかもしれない。
でも、あれは幸せだったのかな?
踊らされていただけじゃないかな?
バブル期を知らない若者の多くは、お金が無くても幸せそうに暮らしている。

出来事が問題なのではありません。
それに対する態度の未熟さが問われているのです。

2019年、全国に846万戸の空き家があります。
日本の食品ロス量は年間600万トン。
年間150万トンのゴミを輸出しているそうです。

これでも裕福ではないのでしょうか?

 

これらの社会問題は、誰かが解決してくれる問題ではありません。
私たち一人ひとりの行動・態度によってのみ解決できる問題です。

今回のコロナウイルスの問題も同様ではないでしょうか?
中国や政府の対応の問題ではなく、一人ひとりが力を合わせて、
まわりの一人ひとりを大切にすることを学んでいるのではないでしょうか?

私は、人間一人ひとりの力を再認識することを学んでいる気がしてなりません。

一人ひとりの力を結集して、困っている方を支援できる社会になれば…。
デマに惑わされ、自分のことしか考えない行動・態度が改められるようになれば…。

 

平常心でいる

私たちの会社の主力業務の一つがセミナー運営です。
開催延期・中止、直前キャンセルで、業績は一時下がるでしょう。
コロナウイルスのマスコミ報道を信じたら、会社の未来はありません!(笑)

私たちは2011年と同じで平常心でいます。
それは、未来を信じて今を生きる力を持っているから!
そして、不快な出来事があっても平常心でいるトレーニングを受けてきたからです。

何があっても平常心でいましょうよ!
たとえ慌てても、引きずらない。

平常心を見失ったら、取り戻しましょうよ!
簡単に戻れるから…。

 

平常心を自由に取り戻したり、平常心を保つトレーニングはたくさんあります。

・メンタリング
・瞑想
・マインドフルネス
・安生打座
・呼吸法
テクニックは数えたらきりがありません。

そうすることによって、バランスの良い食事、疲れが取れる睡眠が取れます。
その結果、目の前の仕事を全うすることが出来るようになります。

大切なことは、常日頃から平常心でいるトレーニングを積み重ねることです。

 

すぐにできること

呼吸法を試してください。
もしくは、厚生労働省が勧める自律訓練法を試してください。
YouTubeで検索すれば、すぐに見つかるでしょう。

私たち人間は、呼吸を調整することで心身を安定させることが可能です。
だから、日頃から呼吸を整える習慣をつけましょう。

 

最近まで、東京オリンピックに興味がありませんでした。

けれど今、
日本の底力。
世界の底力。
日本の底力でオリンピックを成功させてほしいと願っています。
たとえ延期になっても!

 

一人ひとりが力を合わせて、私たちが本当に大切なものを再確認しましょう。

新型コロナウイルスは、その為に世の中に出てきたのです。

  著者:椎名 規夫(しいな のりお)
住宅・リフォーム販促情報局 代表
株式会社エムディー 代表取締役社長
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長講演実績:日本郵便(株)、三井住友海上保険会社、中部電力、日本M&Aセンター‎、(株)船井総合研究所、(株)三洋堂書店、日本創造研究所、(独)教職員支援機構、中央労働災害防止協会:大阪安全衛生教育センター、(財)日本品質保証機構、(福)名古屋市社会福祉協議会、東京都教育委員会指定道徳授業地区公開講座、川口市労使講座、長野商工会青年部、静岡県清水建設業協会青年部、千葉県宅地建物取引業協会松戸支部研修、(社)常総青年会議所コミュニケーション研修など、多数。
・全国6万社が加盟する中央労働災害防止協会でコミュニケーション研修担当
・独立行政法人教職員支援機構で全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング研修担当
・労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当

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