【コラム】既存社員の給与をどうするの?新卒採用が良いの?中途採用が良いの?

「週刊現代」が2018年6月にインターネットに公開した記事が、今頃になって話題を集めています。

これから給料が「下がる仕事」「上がる仕事」全210職種を公開

 

記事によれば「週刊現代」は、これから給料が「下がる仕事」と「上がる仕事」について、
さまざまな職種の「適正賃金=将来の賃金」を算出する調査を行ったとのこと。

 

調査は、株式会社おたに代表の小谷祐一朗氏の協力のもと、
同社が開発した価格予測AI『GEEO』、全国のハローワークの求人データ約500万件をもとに、
経済統計や経済政策に関わる独自のビッグデータを解析し、
2030年頃の各職種の「将来の賃金」を弾き出したもので、
その結果をまとめたのがリンク先にある表です。

現在の平均募集賃金(実績値)と、AIが算出した将来の賃金(予測値)を比較して、
下落率、上昇率が高かった順にランキング化しています。

そのランキングによれば、「給料が下がる」とされる職種の第1位が「歯科医師」、
第2位が「保険ショップファイナンシャルプランナー」、第3位が「税理士」となっています。
上位8位までの2030年頃の給料の下落率は50%以上と、相当なものです。

 

さて、このランキングについて、
私たちの会員さんである、建築会社の方にも気になるデータがあります。

第7位:『大工』 36万0795円 
↓ 17万3701円

第8位:『建築現場監督』 35万3572円
↓ 17万3172円

2030年頃の予想ということは、今からおよそ10年後の未来ということになります。

会員の皆様からは、『大工』、『建築現場監督』は不足気味だと聞きます。
本当に10年後、『大工』、『建築現場監督』が余剰になり、
彼らがだぶつき、収入が減るような時代になるのでしょうか?

給与が下がる仕事の11位~50位にも、建築業界に関わる予測データが目立ちます。

11位:『建築技術者』
12位:『建設コンサルタント』
17位:『内装業』
18位:『建築営業』
21位:『建築設計』
22位:『建築塗装工』

 

週刊現代の記事によれば、すでに現実的になった分野があるといいます。
それは以下のように記されています。

『日本の国難 2020年からの賃金・雇用・企業』著者でエコノミストの中原圭介氏が指摘する。

「アメリカでAIを搭載するロボットを使った臨床実験が進み、医師の仕事の8割ほどを代替できることが明らかになってきました。たとえば、患者の症状や年齢や性別、体重、病歴などの個人データを入力するだけで、AIが病名を特定したり、適切な治療法を提案してくれるのは当たり前。ミリ単位の精密さで手術をこなすAI搭載ロボットも誕生しており、これからは世界トップレベルの医師の技を持つロボットが手術をするのが普通になる。

医師や歯科医師という職業自体がAIによって淘汰されることが現実味を帯びてきました」

 

銀行の支店と支店長が消えた。
それはIT!AIと何が違うの?

都市部は違うかもしれません。
地方に住む私たちの周りから、銀行の支店が統合?されて減りました。銀行員も減りました。

自社の近くにある地方銀行では、1人の支店長が2つ以上の支店をマネジメントしています。
理由はたくさんあるだろうけど、インターネットバンキングの普及は大きな原因の一つです。
これは、AIではなく、ITによるものです。

「IT」とは?
「Information Technology」とは日本語では「情報技術」と訳すことができます。インターネットなどの通信技術やコンピュータの技術を総称してITといいます。

「AI」とは?
AI(人工知能)とは、簡単に言うと人間の脳の仕組みをコンピュータで模倣したソフトウェアやシステムのこと。AIは、人間がモノを考えるときの、脳の動きをコンピュータプログラムで再現することができる。マンガやアニメの世界のような技術です。

すでに、現実としてそれらの技術が研究・開発され、社会のいたるところで活用され始めています。


ルンバ

AIの最も身近な例としては、お掃除ロボットの「ルンバ」です。
AIと聞いて「お掃除ロボット」「ルンバ」をイメージする方も多いことでしょう。

AIが搭載されたルンバは、
内蔵されたセンサーによって障害物を避けながら掃除をすることができます。
また、部屋の間取りや家具の配置などをデータとして設定することで、
同じ道を通ることなく、効率的に掃除を行うことができます。
掃除が終わったら、ルンバ自身で充電器のある位置まで戻ることができます。

この様に、人間の脳の働きをコンピュータが模倣することができると、
これまでにはできなかった複雑なプロセスをコンピュータに任せ自動化することができ、
多くのコストを削減できたり効率化を行うことが可能になるようです。

検索エンジン最適化

例えば「Google」など、インターネットの検索エンジンにも人工知能が活用されています。
キーワード、文字数、滞在時間、直帰率といった情報をもとに学習をしながら、
質の低いコンテンツ、有害コンテンツ、コピーコンテンツなどを排除するようしています。

このインターネット社会、多くの方が検索エンジンを利用されていますが、
人工知能のおかげで、自分が必要とするコンテンツにたどり着けるようになっているのですよね。

 

経営者の仕事!時代の変化を知る。

果たして、IT(情報技術)が銀行員を激減させたように、
AI(人工知能)も何かの職種に大きな影響を及ぼすのだろうか?

その大きなうねりは、すでに起きているのだろうか?
もし、それが起きているなら、経営者たちは感じなければならない。

何を感じるのか?
時代の変化に対応するチャンスとリスクです。

時代の変化は、私たちのビジネスチャンスとリスクになるのです。

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