この時期を乗り越えるリーダー企業として・・・

【この時期を乗り越えるリーダー企業としてのキーワード!】

震災地での小さな支援で。

昨日、私が出来る小さな支援に行ってきました。
そして、改めて日常生活を続けることの大切さを感じました。

小さな支援に行った場所は、
地震、津波、原発、風評被害が残る福島県いわき市小名浜です。

正直、その被害は海岸近くに行かなければ、見ることも感じることも出来ません。

私がお手伝いに行った会社からわずか30mの海岸寄りには、
多くの自動車が逆さまになって家屋の2階や道路に横たわっていました。

自衛隊が配備されていた海岸近くの道路は複雑に歪んでいました。
普通車で通行するのは困難な状態でした。

私は被災地にある企業で、日常の業務に戻ろうとしている社員の方たちへ
メンタルケアをするお手伝いに行ってきました。

そこで、様々なテーマを抱えて、今を乗り越えようとしている社員たちに出会いました。
・避難地域に住む妻と子どもを遠くに避難させて一人頑張る夫
・ゴールデンウィークの披露宴を延期にして頑張るスタッフ
・家族を失った顧客との対応で戸惑う20代の若いスタッフ
・返済する当てが無くなった借金への対応
・生まれ育った土地をさる決断を迫られる者

共通していることは、皆がよくやっています。
深刻な問題を抱えながら必死で行動しています。

そして、そんな環境下でもビジネスで確かな手ごたえを
手にしている経営者もいらっしゃいます。
だからこそ、私たちは通常の生活を取り戻すことが大切です。

今回のお手伝いの帰りにその会社から少し離れた料理店で夕食をごちそうになりました。
すると、周りの方たちは、お酒と肴と大きな声で盛り上がっていました。

被災地であっても今回のことを他人事のように捉えている方が多いそうです。
日常生活に戻ることと、他人事のように無関心でいることは少し違う感じがします。

生きている者として、いろいろな事が学びとなった一日でした。

今、やるべきこと。

既に、ご存じの通りです。
今回の災害の影響は全国規模です。

そして、業種によってはかなり深刻な状況です。
旅行会社を経営する友人、知人はかなりピンチな状況にいるそうです。
全国の建築、住宅リフォームの関連会社は資材の調達が難しく、
工事の延期やキャンセルになっています。

仕事が減ってしまった被害が、
経営者とスタッフの『不安』という二次被害を引き起こします。
経営者が不安になると、スタッフは更に不安になります。

ですから、先ずは日常の自分に戻ることが大切です。
未来を見通し、冷静に判断する自分でいることが大切です。

日常の仕事が減っているとすれば、OB客のいる方はそのフォローを全力で行って下さい。

被災地、そして、被災を免れた地域。
全国的に、この時期にOBフォローを徹底している会社は、
思わぬ成果を手に入れています。

この時期だからこそ、企業の資質が問われます。
顧客と末永く付き合って行ける姿勢が問われるのです。
今すぐの利益に捉われないで下さい。
長い目でビジネスを捉えて下さい。

ビジネスのやり方が大きく変わる。

既に、多くの方が言っていることです。
ビジネスのやり方が、大きく転換します。

今回の災害で、弊社もキャンセル、延期、売上ダウンが起きました。
ところが、不思議な事が起きたのです。
災害が起きたのが3月11日。
変化が起きたのが4月に入ってからでした。

ある高額商品、特定のサービスが売れ始めたのです。
それも、通常の2倍から3倍、申し込みが増えたのです。

そして、『なぜ、この時期にお申し込みされるのか?』を確認させて頂きました。
すると、
「お試しで使わせていただいてから様子を見ていたんですよ!」
「こういう時期だから、御社と付き合ってみたい・・・!」
というような意見が多かったのです。

そうです。
私たちが言い続けてきたトレンド。
いいえ、昔から同じだったのです。

これからのビジネスに必要なキーワードは『関係性』です。

これまでやってきたことが問われることになります。
これから、やっていくことが問われる時代です。

椎名 規夫

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