独走するマーケティング。「アマゾンギフト券が終わった。ルームツアーが終わった」、それは、時代ではなかった。

大好きな建築会社の社長さん。
いつも勉強させていただいています。
“独走するマーケティング”の実践者です。

そんな社長さんのボヤキです。

それは、いつも通り。
“これからの時代”を切り開くときの訪れを告げた。
集客ツールへの疑念を悟りえた言葉ではなかったのか?

恩寵(おんちょう)がある。
未来を切り開くヒントで溢れている。
いいときばかりではないことを知っている。

「秋寂ぶ、夏を経て。冬厳し、春を含みて」

日本を代表する思想家・柳宗悦氏の言葉です。

ブーム?トレンド?

たとえば、YouTube。
それが、ルームツアーだろうが、土地の選び方だろうが、それは「情報提供」です。
正しい情報提供なら、誰が発信したものでもいいですよね。

以前のブログでも触れていますが、
金券やギフト券で新規客を募る行為は、
お金の下に顧客の尊厳をおいてしまう、“卑しいマーケティング”
ではないでしょうか。

私自身、似たような経験があります。
このようなマーケティングには、いい顧客は寄り付きません。

先日のセミナーで、ビジネスパートナーが溢していました。

行方不明って?
笑うしかないですよね。

イベントに参加しただけで3万円もらえるなら、
家を建てる目的がなくても、欲しいと思いませんか?

俺の卑しい心が騒ぎます。

「3万円、いいなぁー…」

紹介は、人類史上続くトレンド。

原始時代。人類は狩りをして食料を確保していました。
本当にマンモスを狩っていたのかは、見たことがないからわかりません。
でも、どのあたりに狩りに行くのかという“情報”は、
長年の経験や、
噂、
クチコミ、
紹介
があったのではないでしょうか?

私が幼い頃、母が近所のおばちゃんたちと、
「どこどこの魚屋がいい…」
「どこどこのスーパーが安い…」
と、井戸端会議をやっていたっけ…。

だから、現代の最高権力者であるクチコミを、無視するなんてできないのです。

現代の見込み客集客は“目に見えない”。

そしてもう一つ。
20年前は、見込み客集客は目に見えていました。

資料請求、
イベント、
ガイドブック
…。
そこに見込み客が集まりました。

でも、もうしばらく、それが見えることはなくなりそうです。
なぜなら、インターネット上で、欲しい情報が入るから。

それをお金で釣るとは?
それをSNSだけで釣ろうとするとは?

その流行は終わりました。
トレンドではなかったのです。

時代が変わっても変わらぬものが「普遍」
そして、時代が変わっても、すぐに変わらないものが「トレンド」

すぐ変わってしまうのが、
「流行」
「ブーム」
「はやり」
集客ツールは、これそのものです。

紹介、クチコミ。
これは普遍。

そして、商品・サービスよりも、
お客様と時間をともにするのが普遍。

実際、そうではありませんか?

オウンドメディアが集客のキモ。

集客ツール。
建前の集客ツール。
契約したいを隠した金券で引っ張る集客ツール…。

このような、本音で付き合えない組織の建前のメッセージが、
本気で本音で生きている、住まいを真剣に考える顧客に響くのでしょうか?

考えてみれば、自明ではありませんか?

お客様と時間をともにする。
命の時間を共有する。

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著者:椎名 規夫(しいな のりお)

住宅リフォームマーケティング情報局 代表
株式会社エムディー 代表取締役社長
経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長講演実績:日本郵便(株)、三井住友海上保険会社、中部電力、日本M&Aセンター‎、(株)船井総合研究所、(株)三洋堂書店、日本創造研究所、(独)教職員支援機構、中央労働災害防止協会:大阪安全衛生教育センター、(財)日本品質保証機構、(福)名古屋市社会福祉協議会、東京都教育委員会指定道徳授業地区公開講座、川口市労使講座、長野商工会青年部、静岡県清水建設業協会青年部、千葉県宅地建物取引業協会松戸支部研修、(社)常総青年会議所コミュニケーション研修など、多数。
・全国6万社が加盟する中央労働災害防止協会でコミュニケーション研修担当
・独立行政法人教職員支援機構で全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング研修担当
・労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当
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