広告費用“0円”集客【その①】|無料でTVに出る。
お客様の興味があることからはじめると、集客はやさしくなる。
お客様との関わりは『一期一会』。
このようにお客様を大切にする、いわき市の志賀塗装株式会社さん。
彼らはお客様に寄り添い、
お客様に役立つことを発信することで、
お客様の求める価値に応えるプロ集団です。
大切なことです。
企業側が必死になる販売活動である『集客』に、お客様はまったく興味がありません。
逆に、企業の販売目的に気づいたお客様は、そこから離れていきます。
だって、売り込まれるのは、あまり良いものじゃないですよね。
お客様が興味があるのは、
- 自分が求めているもの
- 自分が必要としているもの
- 自分が期待しているもの
これだけです。
お客様の興味は、その商品・サービスが自分に何をしてくれるのか。
そこなのです。
お客様に役立つことは、社会が応援してくれる。
志賀塗装株式会社さんが、テレビに取り上げられました。
なぜ、取り上げられたのか?
社会、地域、視聴者に役立つことだからです。
これがマーケティング活動です。
決して販促活動ではありません。
マスコミは、企業の販促行動を有料で広告します。
けれど、マスコミは無料で販促活動を応援しません。
「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである」 P.F.ドラッカー
数百年経っても、販促活動はなくならないだろう。
しかし、売込の代表である販促活動は、当たり前にコストがかかる。
ずっと、コストがかかり続けます。
販促活動の一人当たりの集客コストの上昇は、その活動の限界を教えてくれます。
販促活動は、マーケティングの逆。
販促活動は、企業視点。
マーケティングは、顧客視点。
どちらがお客様にとって、賢い選択なのか?
自明ではないのか。
弊社は、さんざん販促活動をしてきました。
顧客視点のマーケティングを学んだのが2003年。
それまで、販促とマーケティングを混同していました。
そんな私はバカ。
その違いに気づき、
本当を知り、
お客様視点のマーケティングを2005年からはじめました。
拡大路線をやめた。
自社都合を廃棄した。
売上は下がった。
だけれど、誇れる仕事になりました。
お客様のことを本当に思うのであれば、
企業視点の販促活動を減らして、
顧客視点のマーケティングに力を再配分することが道理ではないのか。
こんなことを言い続けて20年が過ぎました。
企業都合の販促活動を続ける企業と顧客視点のマーケティング企業。
企業都合の雇用を続ける企業と社員視点のマーケティング企業。
時間とともに差が生まれていないか。
- 顧客の満足度
- 顧客の定着率
- 顧客からのリピート
- 顧客からの紹介
- 社員の定着率
- 社員の幸福度
問われているのは、経営の姿勢ではないのか。
私たちの商品・サービスから顧客・集客を考えると失敗する。
「この商品を売りたい……」
「このサービスを提供したい……」
「このイベントを盛り上げたい……」
こんな販促活動ではうまくいかない。
お客様からはじめなくては、うまくいかないんだ。
景気のいいときは、
販促活動でも、
マーケティングでもいいんだ。
しかし、ある時期を過ぎると販促活動では厳しい。
無理をすることになる。
過度なオファーを使おうとする。
集客コストが怪しくなってきたら、その販促活動は限界に来ているのだ。

著者:椎名 規夫(しいな のりお)
住宅リフォームマーケティング情報局 代表 株式会社エムディー 代表取締役社長 経歴:社団法人取手青年会議所 1999年理事長講演実績:日本郵便(株)、三井住友海上保険会社、中部電力、日本M&Aセンター、(株)船井総合研究所、(株)三洋堂書店、日本創造研究所、(独)教職員支援機構、中央労働災害防止協会:大阪安全衛生教育センター、(財)日本品質保証機構、(福)名古屋市社会福祉協議会、東京都教育委員会指定道徳授業地区公開講座、川口市労使講座、長野商工会青年部、静岡県清水建設業協会青年部、千葉県宅地建物取引業協会松戸支部研修、(社)常総青年会議所コミュニケーション研修など、多数。 ・全国6万社が加盟する中央労働災害防止協会でコミュニケーション研修担当 ・独立行政法人教職員支援機構で全国の小・中、高等学校の教員向けコーチング研修担当 ・労働基準監督官(国家公務員)合同研修でメンタルトレーニング・コミュニケーション技術担当 |